Posts tagged with ‘BEYOND THE GROOVER’

  • 2023_FW_BTG_001

    October.13.2023

    BEYOND_+_THE_-_GROOVER 2023

    昨年からスタートしたGROOVERのハイエンドシリーズ『BEYOND THE GROOVER』。
    プラスチックとメタルパーツの融合をコンセプトに、日本最高峰のクラフトマンシップによって丁寧かつ丹精込めて製造しています。

    今回、よほど自信があったのか、マスタークラフトマンである渡邊氏が仕上がりについて聞いてこられました。試作段階でのこういった意見交換はありますが、仕上がったメガネに意見を求められたことはありません。

    メタルパーツのモチーフは日本の宗教建築からインスピレーションを受けていますが、今回のコレクションは古民具に使われる”金具”にも着目しています。箱根の寄木細工がとても好きだったり、古い民芸家具を修理改造して店舗で使っていたりします。有名作家ものとか天童木工のような有名なファクトリーものではなくて、無名で実際に沢山使用されていた民芸品が好きです。念が入ってそうで怖いという方もいますが、鏡ばかり買ってしまいます。

    今回、馬蹄モチーフを取り入れたのですが、アメリカンモチーフと思いきや日本でも縁起物としてデザインに取り入れられたりしているものがあります。

    本当のことを言うと私「午年」でして、干支のアクセサリーを身に着けると魔除けになるという迷信を信じてデザインしました。メガネなら毎日身に着けられると。


    ちなみに渡邊さんには「最高の出来です」と回答しました。


    Designer M.NAKAJIMA


  • beyond_the_groover_007

    April.22.2022

    BEYOND_+_THE_-_GROOVER

    BEYOND THE GROOVERはプラスチックとメタルパーツの融合をコンセプトにしています。構想自体は2018年頃からあって、時間を掛けて全体像のイメージを固めてきました。熟成させる期間がとれたことで、とても良いタイミングでリリースできたと思います。

    BEYOND THE GROOVERの全パーツのモチーフは、日本の宗教建築からインスピレーションを受けました。また雲や鳥や羽を今までのGROOVERよりも細かく再現し、敢えてデフォルメしてきたGROOVERと違った世界を表現しています。そして今回はメタルパーツをゴールド&シルバーの2トーンになるようにデザインしています。BEYOND THE GROOVERはそういったメタルパーツとプラスチックの調和をテーマにしたところが特徴です。

    ARMSTRONGとMIRANDAにあしらわれた長方形や三角形の連なりは、過去・現在・未来や時間の連続性と不確実性を表現しています。「BEYOND THE GROOVER」と名乗っておりますが、GROOVERと表裏一体で背中合わせの位置にいる存在です。

    TRUMANとTIFFANYは後からデザインしました。BEYOND THE GROOVERの1STコレクションを発表するにいたり、GYARDのプラスチックフレームのクオリティを合わせて伝えたかったからです。

    構造的な部分とフィッティングは少し細めにデザインしているので、GROOVERよりも掛け心地は向上していると思います。ただ装飾パーツにより、その存在感はGROOVER以上となるように意識しました。

    掛けられる人の外見が向上し、よりスタイリッシュで印象の良く、満足感を持って頂けるBEYOND THE GROOVERです。

    Designer M.NAKAJIMA