グルーヴァーアイウェアが出来るまでのヒストリーの紹介です。
ある日、私自身も周りの人間も認めるスタイルマスターに会えることが出来た。乗っているバイクや身に付けているアイテムに隙がなく嫌味が無い。シンプル過ぎず無駄に派手なものは無く完璧に思えた。が、掛けていた眼鏡が本物じゃなかった。私がこの業界の人間であった為に目ざとく見つけてしまった。それは生産国を偽り、プロモーションを派手に行うPOSERブランドだった。
それから何度と無くそういった状況に遭遇した。とても雰囲気がよく似合っている印象を受けたアイウェアはどれもクラシックなスタイルばかりだった。少しだけその人のidentityが香り程度でも感じられるアイウェアは無いのか?ライフスタイルにマッチしたアイウェアを作りたい!
そんな思いから最初のモデル「SEDONA」の構想を練り始めた。まず日本製にこだわった。Joel Tudorがレジェンドサーファーにクラシカルなロングボードをオーダーした事をヒントに、眼鏡業界ではシニアフレームにしか使われない「七宝」という着色方法を引っ張り出した。モチーフは生産地、福井県鯖江市のパートナーが無理なリクエストを形にしてくれた。
七宝の色合いは心地よく柔らかい。極めて明快なカラーリングにも関わらず、全体のスタイリングを壊すことなく馴染んでくれる。古来よりの技法なので異物感が思ったよりも薄かった。何よりも私自身が1年中掛けたいアイウェアとなってくれた。
仕上がったSEDONAは掛けて欲しい方々に掛けて頂いている。NEWモデルのリリースは1年に1回も無い。掛けたいアイウェアのイメージが出来るまで新作は作らない。スケジュールに追われて新作を作る事はしない。GROOVERはそんなアイウェアであり続ける。